こんばんは、となカエです。

Kindle Unlimitedのオススメに出てきたので読みました。
サクサク読める文体で、ちょっとした時間に読み進めてましたが、
途中からは一気に読みました。
物語は、2匹のカエルが故郷を捨てて、理想の国を探しに旅に出るところから始まります。
過酷な旅を経て到着したのは「ここは楽園だ!」と思わせるほど平和な国。
そこに住むカエルたちは、「『これ』のおかけで平和なんだ!」と口を揃えて言います。
そして『これ』を中心に物語が展開していきます。
ベストセラーなので、読んでる方もたくさんいるかと思います。
そして、相変わらずAmazonによる本の内容紹介どうにかならないか?
内容紹介による先入観バリバリで読んでしまったよ…面白かったけどさ…
ざっくり言うと、今の日本の状況をカエルの国に置き換えた物語。
社会風刺小説?
世間に疎い私でもなんとなーくわかる。
なので、「この楽園はどんな結末を迎えるんだろう!」ってハラハラしながら読めました。
あくまでも物語なので、展開として極端なところはあるけれど、考えさせられます。
中高生くらいには、一回読んでみても良いかもってすすめるのも◎
ここから下は少しネタバレがあるかも?なので、嫌な方は回れ右して下さいね。
「これ」=「三戒」を守る為に、仲間内で争い、暴力・暴徒化する矛盾に、渦中のカエルが気づいてないのがなんとも滑稽。
【三戒】
1:カエルを信じろ
2:カエルと争うな
3:争うための力を持つな
日本も「こんなことになる可能性もあるのかなぁ」とヒヤッとしました。
国民(自分の意見)を代弁してくれる方を選出するための、選挙の1票って大事よなぁとも思わされます。
けど、現実「この人を100%推す!」と言えるような方がおらず、消去法で投票してしまってますごめんなさい。
あと、とにかく盲目的になる熱狂徒は怖い。
そしてこの本を表現できる語彙力のない自分がヤダ。
うまく言えないー
ってもやもやしてたら、最後に付いてる櫻井よしこさんによる解説がめっっっちゃ良かった!
それ!
言いたかったことそれ!
の部分がありつつ、「なるほどー!」とか、「そうなの⁈」とか思わされる内容だったので、解説読んでからもう一回読み直すのも楽しそう。
もう少し時間経ったら【解説→本編】の順で再読しようかな。
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